売却のタイミング

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高く売るタイミング

バイクを売却する際に、考えなくてはいけないのはタイミングです。
バイクは流行りなどにより流通価格が変化しています。
同じ年式の同じ状態のバイクであっても、買取価格が違ったというのはよく聞く話です。

高額な買取価格がつくバイクは、プレミアがついているものです。
販売台数が少なく希少価値があり、流通台数に比べ購入希望人数が多ければ当然価格は上がることになります。
ですが元々希少価値の高いバイクというには、台数限定で販売価格も高いバイクですのでお得感というのは薄れます。

不人気車やほどほどの人気のバイクが、ドラマや映画などで使われ人気が急上昇。
そのため生産が追いつかなくなるといったバイクも過去には存在しています。

このケースの場合は通常で買ったバイクが高くなるのですからお得感はかなりのものです。
ですがそのタイミングでそのバイクを所有しているという確率は非常に低く、競馬における大穴のようなものです。

バイク売買を仕事にしている人はともかく、ほとんどの人はバイクを売却することはあまりありません。
必要なバイクを何らかの理由で売却するのですから、購入台数との差はあまり無いといえるでしょう。
多い人で2桁、少ない人ですと1~2回だと推測できます。

そのため売却時期というのは、限られてきます。
なるべく高く売りたいと思うのは当然ですから、需要が多い時期を狙います。
バイクに乗りたくなる季節は、当然買いたくなる人も増える季節です。

免許の取る人が増える時期も狙い目です。
学生の長期休暇などがお勧めでしょう。
この需要が増える時期なのですが、どの辺りに需要があるといういのが少し問題です。

スーパースポーツのバイクを、通勤用の需要が高い時期に売却しても価格は変わらないということです。
自分の所持しているバイクと、需要を計算に入れておく必要がでてきます。

そしてもう一つ方法があります。
これは得ではなく、損をしない方法です。

得をするより損をしない時期を選ぼう

必ずしも儲かるわけではありませんが、他と比べ損だけは絶対にしないという方法。
それは3月中に売却することです。

3月というのは卒業シーズンでもあり新年度前でもあります。
高校や大学を卒業した人が免許を取る時期でもあり、ツーリングにも向いています。

また新生活に備え足としてのバイクを購入する季節でもあります。
需要としても申し分ないのですが、損をしない最大の理由は税金です。

バイクは原付から輸入車まで軽自動車税を払わなくてはいけません。
その区切りが3月31日で、4月1日より新年度の税金が掛かります。
この軽自動車税は一括支払いで、払戻しは行われていません。

そのため3月31日以前に名義変更を済ませていないと、1年分の税金を払わなくてはいけないのです。
需要もあり、新年度税金が掛かる前の3月中に売却を行うと、損をすることはまずありません。
売却をお考えのかたは、税金は4月1日から取られるということを覚えておいてください。