タイヤの熱ダレに要注意

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タイヤの熱ダレとは

タイヤの熱ダレとは、気温によって表面温度が上昇したアスファルトによってタイヤのグリップ力が低下する現象をさします。
夏のアスファルト路面は、裸足では歩けないほど高温となります。
その上バイクが走行する際にはタイヤが路面とのグリップとなり、摩擦熱が発生します。
路面の異常な高温と、摩擦による熱が熱ダレを発生させてしまうのです。

原因と危険性

真夏のアスファルト面を走行するバイクはたくさんありますが、すべてのバイクが熱ダレを起こるわけではありません。
いくつかの原因が重なることによって、熱ダレが発生します。

1つ目の原因は、タイヤの空気圧が低いということです。
空気圧が低い状態でも一般道を走行するぐらいなら、熱ダレが起こるほどタイヤが高熱を持つことはありません。
しかし高速道路で高速走行する場合、タイヤが熱を持つため熱ダレが起こりやすくなってしまいます。

2つ目の原因は、急発進や急ハンドル、急加速や急停止、またドリフト走行などのスポーツ走行です。
こうした走り方を連続して行うと、タイヤに摩擦熱がこもりやすくなり、条件が重なることによって熱ダレが起こってしまいます。

それでは、タイヤに熱ダレが起こるとどのような危険性があるのでしょうか?
熱ダレが起こると熱がこもったタイヤはスタンディングウェーブ現象が起こり、たわみます。
その状態でもタイヤに熱が加わり続けることによって、タイヤがバーストするリスクが高まるのです。
走行中に突然タイヤがバーストすると、車体の制御ができなくなり事故につながるのでとても危険です。

タイヤがバーストしなくても、タイヤが高熱という大きな負荷に継続してさらされることによって、タイヤのグリップ力は著しく低下してしまいます。
その結果、車体を制御できなくなって事故を引き起こす原因にもなりかねません。
タイヤがバーストするしないに関わらず、熱ダレは大きな危険性をはらんでいます。

どんな対処法がある?

熱ダレが起こると、バイクを運転していてもグリップ力が低下するために気づくことができます。
また、タイヤが異常に熱を持つため、そこから熱ダレが起こりそうな辞退だと気づくこともできるでしょう。
もしもそうなったら、できるだけ早くタイヤの温度を下げることが必要です。
水をかけても冷却するので、もしもすぐそばに水があるなら、水をかけるという方法もアリです。

熱ダレが発生した状態で走行すると、タイヤのトレッド面がどんどん熱によって溶けてしまい、グリップ力がなくなったり、タイヤの摩耗と変色が起こってしまいます。
そうなると、タイヤを交換する以外に対処できなくなってしまいます。
熱ダレができるだけ起こらないように、普段から空気圧をこまめにチェックするとか、走行方法を意識することも効果的な対処方法です。