国産ネイキッドバイクの定番!「カワサキ ゼファー」の魅力
バイクらしさが詰まっているカワサキゼファー
近年でも、パワー重視ではなくスタンダードなバイクは多く販売されています。
スタンダードなバイクとは、乗り回しが利く、カスタムパーツが豊富、デザインがいびつではないといった、無個性のように感じてしまうバイクなどが該当します。
ですが、このようなバイクを求めている人は多く、過去から現在に近づくほど、このような要望は高まっているのです。
バイクと一緒に遠出したい、チョイ乗りしたい、友人と一緒にバイクを乗り回したい、このような着飾らない思いを、そのままスペックに変えたものがカワサキゼファーでした。
カワサキゼファーは、今でも国産ネイキッドバイクの定番とされていますが、それはデザインがスマートだからです。
例えば、シリンダーに刻まれている空冷フィンが美麗で、メカらしい雰囲気を備えています。
その他にも、アイドリングが煩すぎず、攻撃的なイメージのあるバイクを変えてくれました。
時代に逆行しているようで、実は新しいスタンダードを作っている、故にカワサキゼファーは今でも人気のネイキッドバイクなのです。
名車としての魅力が多い
カワサキゼファーがなぜ魅力的なのかというと、それは抜群の性能を誇るバイクでは無いからです。
そのため、等身大で楽しめるバイクシリーズとして紹介されることも多く、個性的な部分は所有者の手でいくらでも変えていけます。
カワサキゼファーの人気が高まってきた頃、ちょうどカスタムパーツによる個性的なデザイン、そして街乗りの魅力についても、バイク雑誌で良く紹介されるようになりました。
カワサキゼファーをこよなく愛するオーナー同士の交流、そして、カワサキゼファー400のような高性能車の誕生により、時代に対して確かな爪痕を残すことに成功したのです。
国産バイクの歴史そのものなので、魅力が多いバイクとしても親しまれています。
カワサキゼファーシリーズの特徴
1990年にゼファー750、1992年にゼファー1100が販売されたのですが、どちらもストイックなスペックを誇るため、乗り回しやすい名機として紹介されることが多いモデルです。
例えば、ツインプラグエンジンを搭載しているので、加速性能が従来のバイクより向上しました。
乗り手の操作に一致する応答を見せるため、空冷4発を代表するバイクとして、今でも人気を得ているバイクとして有名です。
1996年には、ゼファー400Xが販売されるようになりました。
こちらはモデルチェンジで誕生した400のX(カイ)という意味で、Xは改良型を意味しています。
改良型になったことで何が変更されたのかというと、クランクシャフトが軽量化されています。
しかもオイルジェットクーリングも採用されたため、機能が刷新されたモデルとして有名になりました。