幅広い人気の「ヤマハ ドラッグスター400」の魅力

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ヤマハ ドラッグスター400の魅力

2000年代に入って、バイクのモデルは排ガス規制の影響で生産終了に追い込まれるケースが見られるようになっています。
このヤマハのドラッグスター400も同様で、2017年の排ガス規制をクリアできなかったことから2017年に生産が終了しました。
しかし、その優れた性能から現在でも多くのファンがおり、中古市場でも高い評価を得ています。

このドラッグスター400の魅力は何と言っても、「国産メーカーによる本格的なアメリカンクルーザー」であることです。
日本ではスタイリッシュなデザインのバイクが人気を得ている一方、パワフルなアメリカンクルーザータイプは熱心なファンがついている一方でそれほど広い支持を得ているとはいえません。
まして国産メーカーのアメリカンクルーザーともなると、どうしても選択肢が限られてしまいます。
このヤマハのドラッグスター400は、そんなアメリカンクルーザータイプのファンのニーズを見事に満たしてくれる魅力を備えたモデルだったのです。

バイクとしての魅力は、なんといってもワイルドなデザインとパワフルな乗り心地です。
一般のバイクにはない迫力あるデザイン、アメリカンな雰囲気でありながら「やっぱりヤマハ」なスタイリッシュな雰囲気、そして初心者や小柄な人でも乗りやすい安定性。
日本メーカーのバイクの魅力とアメリカンスタイルのよさの両方を兼ね備えている点こそ、ドラッグスター400の魅力と言えるでしょう。
車体が重い、加速力があまりないといったアメリカンクルーザータイプならではの弱点もあったものの、それがかえってアメリカンらしくていい、という評価も見られます。

ヤマハ ドラッグスター400が高く売れる理由

ドラッグスター400の魅力を挙げてみただけでも、高く売れる理由が容易に想像できるのではないでしょうか。
もともとアメリカンクルーザータイプの選択肢が少ない状況で、このモデルがファンの期待に答える優れた魅力を備えていたこと、しかも生産が終了したので新車では入手しづらくなっていることがまず挙げられるでしょう。

さらに排ガス規制やアメリカンクルーザータイプの市場規模などの影響から、このモデルの後継機といえるモデルが存在しておらず、「ドラッグスターが入手できないならこのモデルにしよう」という選択ができない点も高く売れる大きな理由となっています。
少し大げさな表現になるかもしれませんが、現在のバイク市場において「唯一無二」な価値を備えているモデルという面も持ち合わせているのです。

走行距離などの状態が良いものなら、かなりの高額査定も期待できるでしょう。
後継機やニューモデルの登場によって市場価値が急激に落ちるという可能性も考えにくく、今後も安定した市場価格が維持されることが予想されています。