ミニサイズならではの機動力「カワサキ KSR110」の魅力

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カワサキ KSR110の魅力とは?

カワサキのKSR110の魅力は何と言っても、「いかにもカワサキらしい」エッジの効いたデザインになります。
硬派なイメージとスタイリッシュな雰囲気が見事に融合しており、カワサキのファンだけでなく、多くのバイク好きを魅了する魅力を備えています。
このKSR110はもともと、「KSR-Ⅰ」をはじめとした生産終了となったモデルの後継機のような位置づけで2003年に登場したモデルでした。

排ガス規制の影響で生産終了になったモデルの後に登場したこともあり、デザイン性・性能面はもちろん、環境面にも配慮した作りになっているのもこのモデルの大きな特徴です。
パッと見はオフロードタイプを連想されるデザインながら、それをデフォルメしたような洗練性とちょっとした「可愛らしさ」を備えています。
コンパクトなサイズということもあって、街乗り、さらには通勤・通学にも向いている一方で長距離のツーリングにもOK、とまさに「万能なバイク」として発売されました。

コンパクトながらパワーユニットはオフロード用モデルの4ストロークエンジンをベースとしているほか、シャープなスタイリングなどバイクファンも満足させるパワーと乗り心地を実現しています。
さらに特筆すべき魅力は、こうした乗り心地の良さに加えてクラッチには「自動遠心式」のシステムを採用されている点です。
これによって、スタート時や変速時のクラッチ操作が不要、左手の操作を省くことで初心者でも安全な運転が可能になっています。
カワサキらしいこだわりと乗り心地のよさ、そして万能性、これだけの条件が備わっていれば人気が出るのも当然と言えば当然なのかも知れません。

カワサキ KSR110が高く売れる理由

このKSR110が高く売れる理由としては、これまで挙げてきた優れた魅力が現在でも失われておらず、現役のバイクとして十分通用するクオリティを備えていること、そして日本国内で製造された最後のモデルが発売されたのが2009年とすでに10年以上が経過し、中古市場での価値が高くなっている点が挙げられます。
なお、2013年に海外向けモデルが限定台数で発売されています。

2000年代前半に登場したモデルということもあって、環境性能も含めた性能面がそれほど「時代遅れ」になっていない点、またデザインはむしろ時代を先取りしているような魅力を備えている点なども高く売れる理由として挙げられるでしょう。
バイクそのものの生産は終了している一方で、その魅力は「今でも生きている」と言えるかも知れません。

2003年の登場から最終の2009年のモデルまでの間に、何度かモデルチェンジが行われています。
ただ、それほど大胆なモデルチェンジは行われておらず、基本的にはカラーが変化した程度となっています。
モデルごとに中古市場の価格に大きな差は見られず、おもにカラーの人気や状態によって具体的な価格が決まる傾向があるようです。