闘う4スト「カワサキDトラッカー」の魅力

カワサキDトラッカーの特徴

カワサキDトラッカーはカワサキが国内バイクメーカーの中で初めて投入したスーパーモタードで、現在のスーパーモタードのパイオニア的な存在として知られています。
発売開始当初から多くのライダーを魅了したカワサキDトラッカーは、スポーツ派からストリート派まで幅広く人気を集め、10年間にわたってカワサキが誇るベストセラー車種となりました。

2008年にフルモデルチェンジし、DトラッカーはDロタッカーXとなりました。
これは排気ガス規制に対応するためのモデルチェンジだったのですが、燃料インジェクション機能を搭載したことに加えて、デザインを大幅に変更してよりアグレッシブな雰囲気となったり、パフォーマンス重視の機能が多く装備されているという点も、大きな魅力です。

カワサキDトラッカーは、パフォーマンス性能の面でも高く評価されているという特徴があります。
従来のカワサキDトラッカーは4ストロークDOHC水冷単気筒エンジンでしたが、モデルチェンジによって高性能なインジェクターへと切り替え、トルクカーブがより滑らかになりました。
さらにこのタイミングで足回りも一新し、前後のサスペンションにはこの車種モデル専用のセッティングが採用されたり、軽量タイプのD断面スイングアームを搭載するなど、パフォーマンス向上が注目されています。

カワサキDトラッカーが高く売れる理由

カワサキDトラッカーは、ほかのバイク車種と比較すると高く売れる車種として人気があります。
バイクを購入するライダーの中には、数年後に乗り換えることを視野に入れて車種選びをする人が多く、その際には高く売れるという理由でカワサキDトラッカーが候補になることは少なくありません。

カワサキDトラッカーが高く売れる理由は、たくさんあります。
1つ目の理由は、幅広い用途に対応できるモデルという点があげられます。
もともと街乗りを前提としたストリートバイクという位置づけでしたが、現在では本格的なスポーツレースなどにも活用されています。

2つ目の理由は、プレミア感があるという点です。
日本国内向けのカワサキDトラッカーは、2016年の段階で新車製造は終了しています。
そのため、今後はどんどん台数が減少すると予想されており、中古バイクの売買価格にも大きな影響を及ぼしています。
特に、状態が良いカワサキDトラッカーは高値で売れることが多いです。

3つ目の理由は、軽量で扱いやすいという点があります。
フルサイズなので足つきはイマイチなのですが、軽量で取り扱いや酢いという点では定評があります。
小回りが利き、駐車スペースを見つける際にもそれほど苦労せずに済むちょうど良いサイズ感という点はカワサキDトラッカーの大きな魅力の一つにもなっています。