ブレーキレバーのグリスアップのコツ
ブレーキレバーは定期的にグリスアップしよう
バイクのブレーキ部分を司る重要なパーツの一つがブレーキレバーです。
ブレーキレバーはバイクに乗る度に握りますが、頻繁に利用するからこそきちんとメンテナンスをしないとブレーキの利きが悪くなります。
安心してバイクに乗るためにも、ブレーキレバーはグリスアップするようにしましょう。
グリスアップはブレーキレバーのピボットボルトに直接行います。
ピボットボルトをグリスアップするだけでブレーキの握りがスムーズになるのです。
初めての方でも気軽に取り組めるメンテナンスですので、バイク専用グリスを用意したらチャレンジしてみると良いでしょう。
グリスアップが必要なタイミングは?
ブレーキレバーのグリスアップタイミングは、ブレーキレバーを握った感覚で判断します。
ブレーキのレバーがいつもよりも握りにくいと感じたときがグリスアップのタイミングです。
その時によってもグリスアップの落ち具合が異なりますので、期間を決めてメンテナンスするというよりも、実際に握ってどうするか決めた方が確実でしょう。
また雨の日に走行した時や洗車をした後もグリスアップのタイミングです。
グリスが水分で洗いながされたままブレーキを使っているとピボットボルトが摩耗しやすくなります。
洗車をした後は特にしっかりと水分をふき取ってから、ワックスをする感覚でそのままグリスアップも行いましょう。
ピボットボルトをメンテナンス
ピボットボルトにグリスアップをする際にはまず、パーツクリーナーでボルトを洗浄する必要があります。
パーツをキレイにしてからグリスアップをしないと汚れでグリスアップが上手くいきません。
まずはブレーキレバーのピボットボルトを外して、洗浄する所から始めます。
ピボットボルトはブレーキレバーホルダーの下の方にナットが止まっていることが多く、まずはこのナットを外してボルトを緩めましょう。
ボルトが抜けてきたらレバーを徐々に抜いていき、レバーやスプリングの飛び出しを防ぎます。
分解したパーツをそれぞれ専用のパーツクリーナーで洗ったら、水分をしっかりとふき取り、異常がないか確認して元に戻します。
添付するグリスはリチウム系やウレア系のグリスが人気です。
これらのグリスは水分でも流れ落ちにくく定着力が強いため、多少の雨であればこそぎ落とされることはありません。
もちろん定期的なメンテナンスは必要ですが、メンテナンスを頻繁に行えない方にピッタリのタイプです。
グリスアップする際には塗りすぎには要注意!
下手に塗りすぎてしまうと過剰な油分でブレーキに影響が出てしまいます。
あくまで滑りを良くする程度に留め、こまめにグリスアップするようにしましょう。