鍵をなくしたバイクを売りたい

鍵をなくした場合

鍵がなくしたバイクを売りたいと思ったときに、なにか困ったことが起きるのではないかと考えた人もいらっしゃると思いますが、書類さえあれば売れます。
自分の名義のバイクでしたら、鍵がなくとも所有者は売ることができるのです。

基本的に鍵をなくしたとしても、それを作ることができなかったら移動することさえ適いません。
ツーリングなどの出先で鍵をなくしてしまったら、帰ってくることができなくなってしまいますし、鍵がなくなった時点で、すべてが終わりになってしまいます。

バイクの鍵というと、なにか特別なもののように思いますが、家の鍵と同じです。
なくしたのならば作ればよいのです。

本来はスペアキーなどを免許証などに挟んでおいたり、家の中に隠しておくことがよいのですが、どうしても見当たらない場合は作るしかありません。
鍵屋などの専門家に頼んで作ってもらうのも一つの手なのですが、鍵自体が盗まれてバイクの盗難の恐れがあると思ったら、キーボックス自体を交換することをお勧めします。

キーボックスを交換しますと、元の鍵は使えません。
ですが鍵を使う場所(ヘルメットホルダーやシート)などの鍵も違ってきますので、その場所も交換しないと使うことはできません。

鍵のないバイクの売却は可能なのですが、当然ハンドルロックが掛かっている場合は移動は大変です。
そして業者はそのままの状態では買取ることはできても、売ることはできません。
当然同じように鍵を作るしかありません。

当然ですがその費用は業者が持つことになります。
そのため売ることは可能なのですが、鍵の代金分査定額は下がるということは頭に入れておかなくてはいけません。
自分が鍵代を払うのか、それとも業者が払って査定が安くなるのか、選択は人それぞれだと思います。

廃車にしたバイク

また廃車にしておいたバイクの鍵がなくなった場合も同様です。
警察からすれば車両ではなく物扱いなのですが、買取業者としてはバイクです。
放置してあるナンバー無しのバイクを勝手に売ることはできません。

例えそれが捨ててあるものだとしてもです。
捨ててある放置バイクは処罰の対象なのですが、処罰を与えるべき持ち主がいるということになります。
そのバイクに対し権利があり、他の者がその権利を侵すことはできないという考えです。

そのため業者は、ナンバー無しのバイクを買取るときも、書類を確認します。
廃車証の確認です。

廃車証は、ナンバーは切ってもその物の持ち主だという証明にもなっています。
ナンバー無しで鍵がないバイクでも廃車証があればバイクは買取ってくれるのですが、保管状態がよくないと査定は下がる一方です。
廃車にしていて鍵もないということは、レーサーでもない限り走行はしていませんし、当然エンジンも掛けていません。

動かしていないバイクは傷みが激しく、よい査定はつかないのです。
例えそれが最近のことだとしても、査定をする目は厳しくなることは覚悟しておく必要があります。