バイク用ETCの利便性について

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バイク用ETCの利便性を理解してほしい

四輪にETCの本格運用がはじまった2001年、この年から始まった割引とETCの利便性が広まったことで、一気に四輪へのETCが普及しました。
運用については国土交通省が運用試験を行い、安全性に問題がないということを確固たる物として、運用を始めたのです。

バイク乗りもこのETCの運用を心待ちにしていたのですが、なかなか運用とならず、2006年、11月1日の午前0時より、やっと運用開始となったのです。
四輪でも料金所の支払いというのは面倒で、料金を理解していてあらかじめ用意していれば順当に流れると思うのですが、通常理解していませんし、お釣りが必要な状態という方がどうしても多くなり、料金所が込み合う・・・ということにうんざりでした。

しかし二輪はもっと面倒です。
お金を渡すためにグローブをいったんはずして、バッグから小銭、もしくはクレジットカードなどを取り出し清算、いったんまたとめてグローブをつけてから走り始めるという面倒なことを行わなくてはならないのです。

四輪からみてもバイクが前にいて料金所に並ぶとやたらと時間がかかりいらいらしたものです。
バイクに乗っている人としては、雨が降っているときなどは最悪で、雨にぬれながら後続車に気を配りつつお金を出して・・・という作業は本当に大変だったのです。

またこうした作業を行うことで、お財布を落としてしまうというライダーも多く、気がつけばいいのですが、気がつかない場合もあり、本当に厄介でした。
ETCが登場し料金所での余計な時間がなくなったことで渋滞についても軽減され、導入と割引が同時適用だったということも、二輪のETC装着が一気に進んだ要因です。

バイク専用ETCは、一体型と分離型がある

バイク専用のETCは、車載器をハンドルの周囲に取り付けて、手元のETCカードを抜き刺しして利用する一体型と、アンテナ・インジケーターだけハンドル周囲に取り付けて、車載器をシーとしたに取り付ける分離型があります。
取り付けについてはETCの不正利用を防止するために、二輪車の販売店、整備工場など、セットアップを行うお店として登録した二輪車ETCセットアップ取扱店でまず機器を購入し、セットアップなどを行う事が義務付けられています。
個人が購入しセットアップするということが出来ず、必ず代理店でセットアップするようになっています。

四輪のETCは、防水性・振動性が確保されていないため、二輪車は二輪車専用のETCを取り付けないと誤動作の可能性などがあるため、必ずバイク専用のETC車載器を取り付けることが必要です。

ETCカードは四輪と二輪で両方使用できる

四輪でETCを利用されている場合、ETCカードをすでに持っていると思います。
そのカードをバイクでも利用できますので、二輪専用に作る必要がありません。
車載器の名義人ではなく、あくまでも利用するETCカード名義人に課金となりますので、レンタルしたバイクでもETCを自分のカードで利用できます。

ETCのカードについては様々なクレジットカード会社が提携しているので、今お持ちのクレジットカードに付帯するETCカードを作ることもできますし、あらたに作ることもできます。