ストリートバイクの火付け役「ヤマハ TW225」の魅力
カスタムベース車として名を馳せた
ヤマハTW225には、以下のような他のバイクでは見られない特徴があります。
特徴その1は、ストリートモデルという新しいモデルを、若者に受け容れてもらえたバイクの1台であることです。
ヤマハ以外では、カワサキにもストリートモデルは存在しますが、異彩を放つだけでなく、若者の人気を確固たるものにしたバイクこそが、ヤマハTW225です。
なぜ若者から支持されるようになったのかというと、それはTWシリーズという、シンプルにして効果的な手法でバイクを販売したためでしょう。
ヤマハTWシリーズには、TW200、TW225がラインナップとして用意されていますが、どちらも公道を快適に走れる仕様となっています。
TW200からTW225に変更となる際は、フルモデルチェンジを行っているのですが、この時もストリートモデルの仕様を貫きました。
そのため、昔からTWシリーズに乗り慣れている人も、これからTWシリーズに乗る人も、好きなモデルを購入するだけで、ストリートを楽しめるように設計されています。
ブレーキ周りの変更点についても、ドラム式からフロントディスクブレーキに変更となっているだけなので、操作性を大きく変えていない、このような仕様によりシンプルで良質な進化を遂げました。
プレミアムな価値でファンを獲得した
ヤマハTW225の魅力ですが、TW200、TW225ともに希少価値を得ているところでしょう。
古いバイクのほとんどに希少価値が存在しますが、特に売れ行きが良かったヤマハTW200、TW225は発売当初から簡単に手に入らないバイクでした。
そのイメージが今でも鮮明に残っているため、中古価格であっても安値で取引される傾向にないのです。
当時を思わせるようなカスタムが施されているバイクも多く、バイク好きにとってはたまらない珠玉の逸品も存在します。
そのため、新品、中古品ともに値を上げているという背景があるため、ヤマハTW225の魅力は多いとされているのです。
モデル別のヤマハTW225の特徴
1992年にデビューしたのですが、エンジンはセロー225をベースとするもので、オフロード兼用のブロックパターンタイヤについても、ロード向けのものが採用されるようになっています。
これによりヤマハTW225は、他のバイクとは違うというアイデンティティを獲得しました。
その他の特徴として、タイヤそのものが極太なため安定感が高く、バイクに良く見られる傾きからの転倒を防ぐ性能も高いため、乗りやすいバイクとしての地位を得たのです。
2004年モデルからは、派手なカラーリングも採用されるようになりました。
メタリックカラーの採用など、あまり国産のバイクで見られないカラーリングも採用したため、若者に人気のバイクとして有名になっていったのです。
2007年モデルは、排気ガス規制の影響を受けてしまい、2007年モデルが最終型となりました。
ですが、TWシリーズの最終型として特色フレームの採用を行うなど、最終に相応しい高品質なものに仕上がっています。