スポーティで若々しさを表現した「ホンダ ゴールドウイング」の魅力
モーターサイクルの頂点を狙ったモデル
ホンダゴールドウイングの開発コンセプトは、1975年のモデルから定まっているという特徴があります。
「すべてのモーターサイクルの頂点」であったり、もしくは「高級なモーターサイクル」というコンセプトが該当するでしょう。
なぜこのようなコンセプトを掲げていたのかというと、それは、モーターサイクルでありバイクの人気が沸騰していたからです。
しかし、このようなバイクの人気は2000年以降から、急速に落ちていくようになります。
この頃から排気ガス規制が強まり、自動車、バイクともに排気量を軸にした新型の開発が行われるようになりました。
排気ガス規制に対して強いバイクではスクータータイプのものが該当します。
小ぶり、燃費が良い、排気ガス規制に対応しているといった、これらのコンセプトを軸に構えるバイクメーカーが増え始めたのも、ちょうどこの頃からと言われているのです。
ですがホンダゴールドウイングは、日本だけでなく北米大陸にも進出しているバイクとして、高い人気を得ていました。
そのため、当初のコンセプトを守り抜きながら、長くスポーツモデルとしての開発が行われたバイクなのです。
ラグジュアリー度で先進的な一面を見せる
ホンダゴールドウイングは、スタイリング重視のバイクとしても有名です。
大型バイクではあまり見られないカジュアルな一面を見せ、これは乗り心地を重要視することで、ラグジュアリー度を高めることにも成功しました。
これだけでも高い評価を得ていたのですが、ホンダゴールドウイングは高品質なサラウンドシステムも搭載しています。
このようなオプションは海外の高級なバイクに見られる特徴で、日本ではあまり見ることができません。
さらに、ホンダゴールドウイングには高級モデルも存在し、高級モデルを選ぶと、2輪車でありながらエアバッグ付きで、ナビゲーションシステムさえも搭載しているのです。
ホンダゴールドウイングは、最高峰グランドツアラーとして一躍有名になったため、今でも他のバイクと差別化されるケースが多く見られます。
上級モデル、価格の見直しが何度も行われている
35年以上も開発が続けられたホンダゴールドウイングですが、その間に価格の見直しとして、従来のモデルよりも安いモデルも開発されています。
そのため、従来モデルと比較して90万円近く値を下げているモデルもあり、高級なバイクとしての人気だけでなく、意外とリーズナブルな価格帯でも売られているバイクとして人気になりました。
ホンダゴールドウイングの変更点は、ラグジュアリー度を追求するためのナビゲーションシステム、エアバッグシステムの改良などです。
そしてSDカードを装着することで、ユーザー同士のルートシェアを可能とする、画期的なシステムの開発、更新も行われています。
他にも、ライダーの足元に対して温風を送る、フットウォーマーベンチレーションの取り付けも見られるようになりました。