空冷エンジンの魅力を最新技術で再現した「ホンダ CB1100 RS」の魅力

赤いバイクのHONDAエンブレム

名機CB750FOURから続く人気が今もなお続いている

ホンダCB1100RSは、バイクらしさを引き継いでいる1台として確かな人気を得ています。
というのも、名機CB750FOURから空冷エンジンの魅力を引き継いでいるため、水冷エンジンにはないものを持ち合わせているからです。
CB750FOURの時から、水冷エンジンは空冷エンジンに勝ると言われてきました。

エンジンは、循環している水をラジエーターで冷やすという機構で、モーターサイクルを続けて行うことが可能です。
空冷エンジンの場合、このような機構に依存するのではなく、エンジン表面のフィンを用いて空気中に熱を放出する作りになっているため、水冷エンジンのように急速に冷やすことが難しくなります。

しかし、CB750FOUR、ホンダCB1100RSともに空冷エンジンの性能が高く、このような問題に対しても耐えうることが可能でした。
これは金属同士のクリアランスであり、隙間に余裕を持たせている構造のため可能となっています。
今でもホンダCBシリーズの人気が高いのは、このような特殊な構造で走ることを可能にしているからなのです。

空冷の魅力を秘めているバイク

CBシリーズのすべてに言えることなのですが、冷却機能を高めるための構造を意識して開発されています。

さらに、空冷エンジンのみに固執しているわけではなく、水冷エンジンの開発、搭載を行っているモデルもあるため、ホンダCBは水冷エンジンでも強いという魅力もあります。
排気量アップも行っているため、他のバイクメーカーとは違い小型化を目指すのではなく、従来の排気量にも目をつけていて、バイクらしい走りを堪能できるのです。

大排気量で走れるバイクとしての人気を獲得

国産バイクメーカーのほとんどは、排気ガス規制を受けて事業の縮小、もしくは大型バイクの開発が著しく縮小化しました。
排気ガスの規制が入ってしまうと、空冷エンジンの場合は冷却機能も落ちてしまう問題を抱えてしまいます。
そのため、大型バイクの開発は規制後から難しいと言われるようになりました。

ですが、ホンダCB1100RSはそのような問題に立ち向かったバイクでもあるのです。
冷却用のオイルを流し込むためのジャケットを搭載し、オイルポンプについても潤滑用、冷却用のものが搭載されるようになりました。

これにより冷却の機構が安定し、冷却機能の向上も可能となったのです。
現在も厳しい排気ガス規制は続いていますが、このような改良を行うことによって、ホンダCB1100RSのような大排気量エンジンを積んだバイクが、1台、また1台と生産されていますし、これによりファンも獲得し続けています。